交通事故の責任はどこにある!?困ったら相談所へ!

車11

交通事故は客観的な証拠が集めにくく、責任がどちらにあるのかを判断しにくいことが多いです。そのため、責任の配分でトラブルになることがあるのです。

基本的に交通事故では、どちらかが一方的に悪いということはほとんどないでしょう。そう考えると、話し合いが大事になります。ここでは交通事故の責任がどのように決まるかや、困ったときに頼りになる相談所について説明していきます。

交通事故は責任の所在が分かりにくい

交通事故は何度も経験しているという人は少なく、経験のない人がほとんどです。そうなると、事故当初にポイントを押さえておくということができません。事故直後の写真があれば、どのようなことが起きたのかを推測できますが、ほとんどの場合は写真を撮る前に車を移動させてしまいます。

そうなると当事者たちの記憶が頼りになってしまうので、曖昧な部分が多くなるのです。記憶違いや思い込みなどがあると、意見が食い違うということもよく起きます。そのような経緯で責任がどこにあるのかが分からなくなるのです。

また、そんなときには状況証拠を積み上げることができないですし、物的証拠は皆無に等しい状況です。それでは根拠が何もない上で話し合いを進めることになります。お互いの記憶だけを頼りに話し合うと、意見が違ったときに困ったことになるでしょう。

特に全く違う証言を当事者がしているときには、問題の解決はかなり難しいです。どちらかの意見を覆す証言や証拠が出てこないと、責任の所在を断定することができません。他に責任の所在を明らかにしにくい理由としては、意見を途中で変える人がいることです。

事故当初はお互いに意見が一致していたのに、時間が経つにつれて意見が変わることがあるのです。落ち着いて考えてみたら、違う意見に変わるということが交通事故ではよくあります。そうなってしまうと、事故がどのように起きたかというところまで遡って確認していくことになるでしょう。

責任の割合はケースバイケースで違う

交通事故の責任の割合はケースごとに違います。同じようなケースでも責任の割合が違う場合があるのです。基本的には前例に従って責任の割合は決まります。しかし、よそ見をしていたや携帯を見ていたなどのように、個別ごとに要素が複雑に絡み合うので、一概に同じ責任の割合になるとは言い切れないのです。

大枠の責任の割合は決まるかもしれませんが、そこから細かな割合に関しては個別の案件を詳細に確認する必要があります。また、個別の案件で確認しておくこととして、証言や証拠があるかどうかです。証言や証拠があれば責任の割合を確定させやすいです。

当事者同士の意見がどうであれ、客観的な証拠があればそれをもとに責任の割合を決めることができます。

警察は責任の割合まで確認しない

警察がしてくれるのはどのように事故が起きたかという事実確認のみです。その事実確認をするときに、当事者同士の意見が違ったとしても証言としてそのまま記録します。警察は記録を取って、調書を作り、検証をするところまでが仕事です。

そこから先は介入しようとはしません。検証が終われば、あとは話し合いで解決してくださいと言われることがほとんどです。基本的にはどちらに責任があるということには言及しません。ただし、事実を積み重ねて、こういうことが起きましたという検証結果を教えてくれます。

その検証結果をもとに話し合うわけですが、事実をどう解釈するかは決まっていないのです。解釈の仕方で責任の割合は大きく変わる場合がありますので、解釈の仕方を話し合うことも重要です。

保険会社は自社に有利な責任の割合を提示する

保険会社は交通事故を解決するプロですが、同時に自社に有利になるように進めるプロでもあるのです。保険が適用される範囲を限定したり、支払う額を少なくするように進める保険会社は少なくないです。

責任が加害者側に全てある場合でも、どうにかして割合が減らないかを画策します。そう考えると、保険会社が画策できないように証拠や証言などで責任の割合を確定させてしまうことが大事になるでしょう。保険会社が入り込める余地を残すと、当事者の思惑とは違った結論になるかもしれません。

疑問の余地がないほどに論理的に結論を固めてから、保険会社の決定を待つ方が無難でしょう。相手方の保険会社は責任の割合を低くしようとするので、その話に乗らないようにすることも大切です。

責任の割合で困ったら相談所へ

責任の割合は確定的でないことの方が多いです。そんなときに相談をしたくてもできない人は少なくないでしょう。そんなときは、無料の相談所なら相談に乗ってくれます。ただし、相談所の役割としては相談に乗ることはできても、何かをしてくれるということはありません。

当事者に代わって代理人として交渉してくれるわけでも、保険会社と対決してくれるわけでもないです。相談所はあくまでも相談に乗る場所です。それを理解した上で相談所を利用することが重要になります。一人で悩んでいる場合は、相談所に相談してみるといいでしょう。

話すことで自分が抱えている問題点の本質が見えてくるかもしれませんし、何よりも解決策が見つかるかもしれません。

相談所はアドバイスをするのみ

相談所が何かを解決してくれるわけではありませんが、アドバイスやヒントをくれることはあります。交通事故の問題を解決するときに、このアドバイスやヒントは大きな価値を持つ可能性があります。素人が考える解決方法と、専門家が考える解決方法では大きく違うことがあるからです。

相談所にはそのように役に立つ解決方法を示してくれる専門家がいる確率が高いです。

弁護士への相談が役に立つ

相談所に相談した結果として、交渉のプロを雇うという結論になるかもしれません。そのときには弁護士へ相談しましょう。弁護士はそれまでの経験を生かして、どのように解決できるかを客観的に考えてくれます。また、弁護士に任せてしまえば、交渉に関わる必要がなくなります。

交通事故の交渉に割かれていた時間を別のことに使えるようになるのです。弁護士に任せてしまえば、あとは楽になりますが、気になるときには途中報告をもらうようにするといいでしょう。

どのような流れになっているかを把握すれば、安心して見守ることができます。他に弁護士に依頼する利点として、訴訟になったとしても弁護士が対応してくれるということです。ただし、訴訟になるとどちらの側にとってもメリットはないので、示談という形で幕を引くことが大切です。